アンファットカプセル(Unfat Capsul)というダイエットサプリがネット上を賑わしています。
しかし、アンファットカプセルは明らかに誇大広告ですし、痩せたいと思っている人が買うようなサプリではありません。
販売ページに書いてある事は、全て嘘であり信じる価値はないでしょう。
存在しない様な団体まで出てきますし、明らかに詐欺系ダイエットサプリだと言えます。
当サイトでも、もちろん最低評価としました。
尚、限定で50名のみ購入出来るような記載もありますが、実際には人数制限はなく延々と売られ続けています。
目次
FDAはアメリカ抗肥満医薬局ではない
アンファットカプセルの広告を見ると、アメリカのFDAが認定した事になっています。
上記がその画像です。
しかし、多くの方がFDAという団体の名前を聞いた事があるのではないでしょうか?
アメリカでFDAと言えば政府機関であるアメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration; FDA)の事を指します。
アメリカの食や安全に関して監視している機関とも言えます。
決して、FDAはアメリカ抗肥満医薬局ではありません。
アメリカ抗肥満医薬局が存在したとしても、かなり小さな団体であり無名の団体と考えた方がよいでしょう。
アンファットカプセルは、存在しない様な団体を出してくるあたりで、既にアウトだと言えます。
尚、本当のFDA(アメリカ食品医薬品局)に関しては、当サイトではEMSの記述の中で紹介しています。
関連記事:私がEMSに否定的な理由
アンファットカプセルは成分的に激やせは不可能
アンファットカプセルですが、私はダイエット効果なしの誇大広告だと思っています。その最大の理由は成分表にあります。
上記がアンファットカプセルの成分になるのですが、ダイエットサプリを飲んだことがある人なら、一度は目にした事がある成分ばかりではないでしょうか?
成分表は基本的に成分量が多い順に記載されるのが普通です。
アンファットカプセルを見ると、食用油脂、食物発酵エキスなどが上位に記載されています。
ダイエットにも役立つとされている金時ショウガやガルシニアエキス、ギムネマなども配合されている様ではありますが、これらはドラッグストアでも購入できるサプリにも入っている成分です。
アンファットカプセルは、脂肪溶解も出来ると記載がありますが、食用油脂や食物発酵エキスを飲んで脂肪がどろどろと溶けていき10キロ、20キロ痩せると言うのは、いくら何でも無理な話でしょう。
この成分で大型ダイエットが出来ると言っている辺りは、詐欺の極みとも言えます。
脂肪溶解サプリは存在しない
アンファットカプセルでキーワードになるのが脂肪溶解という言葉ではないかと思いました。
しかし、サプリや健康食品では絶対に脂肪溶解は出来ません。
脂肪溶解サプリがありえない理由
アンファットカプセルは脂肪溶解が出来ると言いますが、今の日本では脂肪溶解は専門のクリニックなどの施設でしか行う事が出来ません。
アンファットカプセルは、脂肪溶解をサプリで行うといいますが、本当に脂肪溶解が出来るのであれば劇薬を体内に入れるようなものです。
お腹の脂肪が溶ける前に、口の中や胃、食道、腸などの壁の方がダメージを受けてしまう事でしょう。
現在のアメリカの最新鋭の科学技術を使っても、サプリで脂肪溶解は出来ません。
出来るとしても、運動した時などに脂肪燃焼を助ける事くらいです。
尚、脂肪燃焼を助けるといっても、アンファットカプセルの言うように1週間で18.7キロもやせる事はありえません。
1週間で18.7キロのダイエットは不可能です
アンファットカプセルの広告には、1週間で18.7キロも痩せた人が登場します。
臨床結果を得たとされていますが、全て嘘の情報です。
アンファットカプセルの成分のところでも解説しましたが、食用油脂や食物発酵エキスを摂取しても1週間で18.7キロも体重が落ちる事は絶対にありえません。
食用油脂や食物発酵エキスで、そんなにダイエットが出来るのであれば、今の日本から肥満に悩む人は消えてしまうはずです。
それどころか世界中から肥満に悩む人はいなくなってしまうでしょう。
そうならないのは、アンファットカプセルが特大の誇大広告であり嘘の情報を堂々と記載しているからです。
3280円で脂肪溶解は無理がある
アンファットカプセルには、3280円で脂肪溶解が出来るような記述があります。
現在、脂肪溶解といえばクリニックで行う事が出来ますが、かなり高額となります。
実際に、脂肪溶解注射であればBNLS注射とも呼ばれていて、湘南美容外科などでも施術を受ける事が出来ます。
上記は湘南美容外科のBNLS注射ですが、10cc以上を打つ事を条件に1ccで3600円ほどします。
ただし、1ccだけでは効果が分かりにくいので、20cc打ったりする事もあるわけです。
私は過去に美容クリニックの脂肪溶解注射の取材に行った事があります。
その時に、医師に直接聞いたのですが、BNLS注射は脂肪は無くなるが、人によっては皮膚が弛んでしまうと言っていました。
脂肪が無くなった分だけ、皮が余ってしまう危険性が残っています。
それを考えれば、脂肪溶解というのも、ただ単に行えばいいわけではなく、ちゃんとカウセリングを受けてする必要があるわけです。
それをカウセリングもなくサプリを飲むだけで出来るという、アンファットカプセルは無責任と言えるでしょう。
決して10個買ってはいけません。
アンファットカプセルですが、1人10個までしか購入できない事が書かれていました。
実際に、10個買ってしまう人もいるようですが、10個買ってもお金が無駄になるだけでダイエットは出来ません。
正解は1個も買わない事です。
尚、アンファットカプセルの販売ページを見ると、公的機関が7割を負担してくれるような記載があります。
しかし、アンファットカプセルを購入する時に、保険証の提出も医師の診断も必要ないはずです。
そういう手続きが全くいらないのに、公的機関がお金を負担してくれる事はあり得ません。
アンファットカプセルの広告では、公的機関が7割を負担すると言いながらも、実際には公的機関は関わってはいないはずです。
因みに、2割はモニター価格で格安で買えるような事が書かれていますが、アンファットカプセルの場合はモニター価格ではなく二重価格だと考えるべきです。
商品の販売が終了するまで、今の価格で販売する事でしょう
誇大広告によく登場するKale C. Arlon氏
Unfat Capsule(アンファットカプセル)USAチームの一員としてKale C. Arlon氏が登場します。
髭を蓄えていて研究者の風貌のある人物ですが、ちょっと前まではリポクライセルという商品にも登場していました。
上記がその画像です。ここではリポクライセルの開発チームの一員として、Kale C. Arlon氏が登場しているわけです。
Kale C. Arlon氏は、リポクライセルUSAチームからアンファットカプセルのチームに部署替えになったという事なのでしょうか・・・。
因みに、リポクライセルも悪名高い誇大広告として有名な商品です。
上記は大手口コミサイトの内容ですが、広告ばかりが派手であり痩せないと批判されています。
Kale C. Arlon氏の画像が登場したら、危険信号だと考えた方がよいでしょう。
風格のある人物を勝手にアンファットカプセルの、販売ページで使ってしまったのが実情という所でしょう。
アンファットカプセルの評価
アンファットカプセルのメリットとデメリットをまとめてみました。
アンファットカプセルのメリット
・書いてある事が大げさすぎて面白い
アンファットカプセルのデメリット
・誇大広告であり痩せない
・価格が高い
・販売ページが嘘のオンパレード
アンファットカプセルは、D評価とします。
もちろん、最低の評価であり購入は絶対にしないでください。
楽天やアマゾンでもアンファットカプセルは売れていますが、購入する価値は一切ないです。
絶対に購入してはいけない商品です。
サプリで脂肪溶解は絶対に出来ません。
【アンファットカプセル 評価D 最悪の誇大広告商品である】