シボヘールはWEB限定商品であり、お腹の脂肪や内臓脂肪を減らす事を目的として作られたサプリとなっています。
イソフラボンの成分が入っていて、お腹の脂肪にアプローチしてくれるのだそうです。
シボヘールは機能性表示商品であり、飲めばダイエットが出来ると考えて購入する人も多いと言えます。
しかし、シボヘールのダイエット効果に関しては、疑問符があります。
さらに、イソフラボンは過去に問題になった成分でもあり、そのあたりも解説します。
シボヘールの名前の由来は「脂肪減る」だと思いますが、飲むだけでは簡単に脂肪は減らないと思いました。
目次
お腹の脂肪が減るサプリなのか??
シボヘールですが、パッケージにも「お腹の脂肪を減らす」と記載があります。
そのため、お腹の脂肪を減らしたいと思って購入する人が非常に多いです。
年齢と共に体重が増量してしまう事が多いのですが、中にはお腹だけ脂肪がついてしまうと悩んでいる人もいます。
脚も背中も肩も非常にスリムな体型をしているのに、お腹ばかり脂肪がついてしまう人は多いわけです。
他にも、体型は普通なのですが、お腹ばかりどんどん出てきてしまう男性や女性もいます。
お腹ばかりが出てしまう原因が、骨格にあるのか遺伝にあるのか体質にあるのかは分かりません。
しかし、今の日本人の多くが一番脂肪が気になる部分はお腹なのではないかと思いました。
シボヘールは、お腹の脂肪を落とすとはっきりと書いているため、飛びついてしまう人は多いようです。
ネットなどのランキングを見ても、1位にランクインされている事もあり、購入した人は多いと言えます。
ただし、後ほど解説しますが、シボヘールのパッケージの右上の「お腹の脂肪を減らす」と書いた文字の上には【肥満気味な方の】という文字があります。
これはシボヘールが肥満気味な人でないと効果がない事の現れではないでしょうか?
肥満気味でなければシボヘールは効果なしなのか?
シボヘールですが、機能性表示食品でもあり、痩せる効能は確認が出来ているとされています。
太っている人がモニターとなっている
シボヘールの確認を取るためのデータに使った人が、BMI25~30の方であり、かなり太っている方が対象となります。
身長160センチと170センチの方を例に取ると、BMI計算は下記となります。
身長 | 体重 | BMI |
160 | 64キロ | 25 |
160 | 77キロ | 30.1 |
170 | 72キロ | 24.9 |
170 | 87キロ | 30.1 |
これを見ると分かるように、かなり太っている人を対象にした実験となっています。
BMI30となると、身長が160センチで体重が77キロとなり、誰が見ても分かるような肥満体型となるはずです。
シボヘールの記述を見ると、太っている人に対して、1日の栄養摂取量を2000kcalにして、平均歩数を9000歩程度にしたとあります。
太っている人は食べ過ぎている事が多く、食事量を普通に戻しただけで痩せていく事も少なくありません。
さらに、1日9000歩歩くとなると6キロ近く歩く事になります。
これだけ運動して、食事を普通にすれば太っている人であれば、シボヘールを飲まなくてもダイエットが出来るのではないでしょうか?
実際にはウエストが3カ月で2センチだった・・。
シボヘールを見ると、ウエストが20センチも細くなるのか!と思えるような記述が存在します。
グラフを見ても急激にウエストが細くなるかのようですが、よく見ると単位がcmではなくcm2(平方センチメートル)だという事に気が付くべきです。
これをウエストのcmに換算すると、減ったのはわずか2センチほどにしかなりません。
下記が内臓脂肪と皮下脂肪の減ったグラフです。
ここでも単位が㎠(平方センチメートル)だという事に気が付くべきでしょう。
シボヘールの解説は嘘は言ってはいませんが、ユーザーに対して勘違いを誘発させる記載だと言えます。
つまり、実験では減った事は確認する事が出来たようですが、体重が落ちてダイエットに成功しウエストが20センチ細くなってクビレが出来たとか、そういう事ではありません。
あくまで2cm(センチ)だという事です。
トクホ商品にも㎠の記述は存在する場合があります。
機能性表示食品とは何か?
機能性表示食品を聞くと、国がダイエット効果にお墨付きを与えた商品だと思っている人は多いです。
機能性表示食品と似ている雰囲気があるのがトクホ(特定保健用食品)ではないでしょうか?
トクホは機能性や効能・効果を消費者庁に提出して許可を受けた食品を指します。
それに対して、機能性表示食品というのは、効果や安全性に関する論文や根拠などを消費者庁に提出してはいますが、事業者側の責任においてです。
つまり、トクホは国のお墨付き?が与えられている部分もありますが、機能性表示食品はあくまで事業者側のデータのみとなっています。
上記の日本ダイエット協会会長である戸田晴実さんの解説の通りだと言えます。
ただし、戸田さんの言うように、安心感や分かりやすさに繋がるかは微妙な部分があるでしょう。
トクホも機能性表示食品も正直なところ、大して痩身効果がありません。
根拠があるとか、認められたなどの表記はよく使われていますが、微々たるものだと考えた方がよいでしょう。
トクホのお茶を飲んでダイエットに成功したとか、機能性表示食品のサプリで痩せたという人は聞いた事がないはずです。
それでも、シボヘールは消費者庁に資料を届けた事で「体重・お腹の脂肪 ウエスト周囲径を減らす」と記載が出来るようになりました。
イソフラボンに脂肪燃焼効果があるのか?
シボヘールを見ると、葛の花由来イソフラボンには、脂肪燃焼効果や脂肪合成の抑制など様々な効能があると宣伝されています。
先ほどの、ウエストのcmと㎠の話を勘違いしてしまうと、葛の花由来のイソフラボンには凄いダイエット効果があるんだ!と思ってしまう人もいるかも知れません。
しかし、イソフラボンは過去に問題になった事があります。
実際に、その時にシボヘールもダイエット効果に関して、問題になりました。
その時の資料の一部が下記となっております。
これを見ても分かるように、葛の花由来のイソフラボンを摂取しても、簡単には痩せる事はないのでしょう。
機能性表示食品とかトクホなどは、ダイエットの効能があるような記述が記載されますが、実際の効果は微々たるものだと考えるのが正解です。
決して、シボヘールを飲めばウエストが簡単に20センチも細くなるなどはありえません。
シボヘールの口コミの評価が悪い理由
シボヘールは販売ページでは感謝の声で溢れていますが、実際の購入者の評価は低いです。
下記が日本最大規模の口コミサイトである、ダイエットカフェのシボヘールの口コミとなっています。
これを見ると分かるように、大半の人が不満だと考えている事が分かります。
私が見た時は、398件の口コミがありながら、最高評価である5を付けた人が一人しかいませんでした。
その一人の口コミを見ると、毎日50分のジョギングをしたとあります。50分間もジョギングが出来るのであれば、シボヘールを飲まなくても食べ過ぎない限りは痩せると自分は思った次第です。
シボヘールの口コミ評価が低い理由ですが、飲めば簡単に痩せると思って購入してしまう人が多いと思いました。
販売ページの急激に落ちているグラフや、ウエストの脂肪が20センチ減ると思って購入した人からみれば、実際の効果は肩透かしとなってしまうのでしょう。
販売ページに虚偽はありませんが、ユーザーを勘違いさせる表記はあると感じています。
良心的な部分もある
今まではシボヘールの負の部分ばかりを語ってしまったように思います。
しかし、シボヘールは良心的だと感じた部分もあります。
定期購入があるのですが、簡単に解約が出来たり、定期縛りがないなどは評価できると思いました。
お届け間隔の調整も出来るのは評価出来るでしょう。
解約の時は、次のお届け予定日の10日前までに、下記に電話をするだけでよいそうです。
シボヘールお客様サポート(フリーダイヤル)
0120-506-802
多くのサプリなどが定期購入の場合は、仕事をしている時間帯である平日の9時から18時などになっている場合が多いと言えます。
それに対してシボヘールは、年中無休で9時から21時になっています。
仕事終わりでも、休みの日でも解約の電話をすればいいだけです。
シボヘールの口コミなども調べてみましたが、簡単に解約が出来るとの書き込みを幾つか見つける事が出来ました。
解約を阻止しようと説得する企業もあるようで、その点は良心的だと感じました。
シボヘールのサポートに関しては、ほかのサプリに比べても上だと言えます。
シボヘールの評価
シボヘールのメリットとデメリットをまとめてみました。
シボヘールのメリット
・定期購入のしばりがない
・初回は安く購入できる
・解約も簡単だと思われる
シボヘールのデメリット
・紛らわしい表記がある
・シボヘールを飲むだけでは痩せないケースが多い
・明らかに太っている人にしか効果がない可能性がある
シボヘールは、C評価とします。
誇大広告でも嘘を言っているわけでもないのですが、ちょっとユーザーを誤解させてしまうような表記もあると思ったからです。
他にも、シボヘールが口コミサイトを見ても評価されていない点も減点対象としました。
機能性表示食品と言えども、飲むだけではダイエットは難しいようです。