私が1日1食ダイエットに興味を持ったのは上記の本が原因です。「できる男は超少食 空腹こそ活力の源!」という本を読んだからです。
ちょっと、この本を知る経緯を話したいと思います。ただし、ダイエットとは余り関係がないので、経緯の部分は読まなくても構いません。
ちなみに、私の友人(主に太っている人)が何人か挑戦しましたが、結局、リバウンドしてしまいました。
尚、本のタイトルは「できる男は超少食」ですが、女性が読んでも構わないし、女性が実践しても効果があると著者の船瀬俊介さんは言います。
私が「できる男は超少食」という本を知ったのは、ビジネス系のセミナーで講師の人が紹介していたからです。紹介した講師の方は著者である船瀬俊介氏とは全くつながりがない方です。
講師の方は純粋にこの本を読んでよいと思ったので紹介しただけです。
一部の業界では、非常に有名な方だったので、私の友人のセミナー参加者の方は実戦をしました。私は実戦をしなかったのですが、この本を紹介されて1日1食ダイエットを実践して、数年が経ち何人か会いましたので結果を紹介したいと思います。
尚、その前に1日1食ダイエットにはスーパーサイヤ人効果があるとも言われていて、その辺りも紹介します。
目次
1日1食ダイエットのやり方
1日1食ダイエットですが、やり方は難しくありません。
ただ単に、1日1食にすればいいだけです。
一般の人は朝、昼、夜と3食を食べるわけですが、1日1食ダイエットでは朝と昼を抜いて、夜だけを食べる事を推奨されています。
著書「できる男は超少食」によると、最初は朝を抜いて1日2食にして、さらに慣れてきたら昼も抜いて1日1食にするそうです。
空腹感が我慢できなくなってしまったら、水かお茶を飲みます。尚、コーヒーや紅茶も飲んで良いような事も書かれていて、コーヒーや紅茶を飲む場合は砂糖抜きで飲むようにしてください。
缶コーヒーは糖分が多いのでNGです。
最終的に晩御飯しか食べないようにするわけですが、1日1食でも晩御飯は満腹まで食べてはいけません。腹八分に留めておくようにします。
尚、1日1食しか食べないので、1食に関しては栄養バランスなどは整えた方がよいでしょう。
1日1食ダイエットによるスーパーサイヤ人効果
1日1食ダイエットですが、空腹感によるサーチュイン遺伝子が働き若返りなど様々な効能があると言うのです。
著書「出来る男は超少食」にも様々な効能が記載されていました。
・少食で頭が冴える
1日1食ダイエットによる効果で記憶力が上がりさらに、頭がシャープになるそうです。
世界の聖人であるキリスト、釈迦、モハメッド、老子なども1日1食ダイエットにより悟りを開く事に成功したとあります。
本の解説によると、1日1食にしたことで脳神経の汚れが落ちて脳細胞がデトックスされるから、そのような状態になると言います。
実際に、著者である船瀬俊介さんは頭が冴えて一日の仕事量が大幅に上がったと言います。
これだけを考えてみても、1日1食ダイエットにはスーパーサイヤ人ともいえる効果があるような気がしてなりません。
・体が軽くなる
「できる男は超少食」には1日1食にする事で17キロのダイエットに成功した方も紹介されていました。
さらに、床離れがよくなり体の動きもよくなったそうです。
話しはそれだけに終わらずに、死の淵にあった人が1日1食にする事で数日のうちに回復したような話まで載っていました。ここまで行くと「本当かよ!」と言いたくなりますが、体が軽くなり健康になる効果もあるようです。
・集中力がアップ
1日1食にすることで集中力もアップすると言います。
監督などでも活躍した落合博満さんは、1日1食のファスティングにより動体視力を復活させて成績を回復したというのです。
ロッテ時代に3冠王を取った落合博満氏も打撃不振に悩んでいた時期がありました。
その時に、1日1食にする事で能力が蘇り成績があがったと言うのです。
本の解説によれば、落合選手の脳の有害物質を少食にしたことでデトックスされて運動神経を若返らせたそうです。
尚、食品添加物や農薬などが神経にこびり付いてしまうと様々な能力が低下すると記載がありました。
・少食なら疲れない
1日1食ダイエットで少食にする事で、疲れない体になれると言います。
食べ物を食べて消化するというのは、もっともエネルギーを使うという話を聞いた事がないでしょうか?
食べた後に眠くなるのは、エネルギーを大量に使うからだと言われています。
「できる男は超少食」の書籍によると、1日3食食べるのはマラソンと同じだというのです。自分の中で、3食食べるのとマラソンを比較するのは大袈裟すぎると思いますが、そのように記載がありました。
しかし、確かに食べ過ぎてしまうと、満腹感などで体が動かないなどは私も納得できます。そのため、マラソンとまでは行きませんが、食べすぎに比べたら1日1食の方がよいと思いました。
ただし、私は1日3食腹8分でも十分だと思っていますし、体重計は頻繁に乗り体重維持や減量に励む事が大事だと感じています。
・少食なら睡眠時間が短くても大丈夫
1日1食なら3時間睡眠でも十分なような事まで書かれていました。1日3食だと8時間から9時間の睡眠が必要で、1日2食であれば6時間睡眠、1日1食なら3時間と書かれています。
さらに、「1日0食ならゼロ時間」とまで書かれていますが、何も食べなければ餓死しますので、1日ゼロ時間どころか永眠だと私は思いました・・・。著者にツッコミを入れたい部分ですね。
ただし、この少食だと睡眠時間が短く済むというのは私も経験がありますし、食べすぎてしまうと睡眠の質も落ちるような感じがします。特に現在、寝ても疲れが取れないとかそういう方は食べる量を少なくしてみてはどうかと思います。
あと、睡眠の3時間前は食べないという習慣を取り入れる事も大事です。
・少食で肌が改善される
少食にすると肌が改善されるそうです。肌質がよくなると言うと、女性だけの気もするかも知れませんが、男性でも肌質が上がるとされています。
40代の男性であっても30代に見えたりするようです。しかし、私は美肌効果について実践していた人を見させて頂きましたが、特に効果は分かりませんでした。
それと、私の知り合いで年齢は50歳に近いのですが、見た目は30歳位の男性がいます。しかし、1日3食はやっていないようです。隠れて本人がやっているなら別ですが、そういうタイプにも見えないので本当にやっていないのでしょう。
その代わりに肌質ケアとして、ちょっと高めの炭酸パックで美容をしていると言っていました。美肌に関しては1日1食にして美肌効果を狙うよりは、ちょっと高めの美容器具などを使った方が効果は早いと感じています。
・1日1食ダイエットで精力絶倫
男性が1日1食にすると精力が絶倫になると記載があります。「できる男は超少食」の本の中では「朝からアッチが大変」とかそういう記述がありますが、実際には、これも効果がよく分かりません。
男性であれば自慰行為をやめるとか、そうした方が精力絶倫になるような気がします。さらに、肌質もよくなるように感じています。
これに関しては、私が個人的に思うだけで、1日1食と精力絶倫が密接に関わっているとは思えませんでした。
しかし、書籍の中では「ED」が一発で治るなど、「本当なの?」と思うような事まで書かれています。
・少食でメタボ解消と細マッチョになれる
少食でメタボ解消と細マッチョになるに関しては、書籍の中では別の項目として書かれていますが、私は内容が似ているので一まとめにしました。
1日1食にすればカロリーが減った分だけもちろんダイエットが出来るはずです。脂肪が減れば寿命が延びたりといい事だらけだというのです。
脂肪からは脂肪毒が出ていて、それが人体に悪影響を与えているとの事です。細マッチョになるには、1日1食ダイエットだけではなることは難しいでしょう。
1日1食ダイエットと合わせてやるエクササイズが掲載されていますが、これだけで細マッチョになるのは難しいのではないかと思いました。
尚、エクササイズに関してはアイソメトリクスの基本の4ポーズが解説されています。どれも簡単に出来ます。
・加齢臭が消える
1日1食ダイエットをすると、加齢臭も無くなるそうです。
「できる男は超少食」の著者である船瀬俊介さんは30年間お風呂で体を洗った事がないそうです。さらに、洗髪も3カ月に1度だと言います。
お風呂で石鹸も着けずに、手で洗うだけなどはタモリさんもやっていると聞いた事があります。
私の感覚だと、体は適度にこすったりしておけばいいかも知れませんが、洗髪は3カ月に1度という訳にはいかないでしょう。
多分ですが、髪の毛が脂っぽくてベトベトになってしまうと思われます。実際に私が実践していないので、何とも言えませんが、加齢臭が消えるや体を洗わなくていい、洗髪も3カ月に1度などは、どうしても信じられませんでした。
・少食でお金の余裕が生まれる
少食でお金に余裕が生まれるというのは事実だと思います。特に外食ばかり食べている人や美食家の人であれば尚更でしょう。
1食あたり500円の金額が掛かっていた場合は、3食で1500円掛かりますが、1日1食にするだけで1000円浮く事になります。
1カ月で3万円浮く事になり、1年では36万円の節約出来る事になります。さらに、夫婦二人で行った場合は72万も節約できる計算になるとのこと。
その浮いたお金で海外旅行に行くのも自由ですし、お洒落な服に使うのも自由です。もちろん、老後のための貯金に使うのもよいでしょう。
このように1日1食にすれば自分の集中力や体力が上がるだけではなく、お金まで溜まってしまうというのです。
・1日1食で時間の余裕も出来る
1日1食にする事で時間にも余裕が生まれるそうです。つまり、仕事が今までよりも早くなるから、その分だけ余裕が出来たりするとのこと。
さらに、1日1食にすれば食事や買い物の時間を短縮できますし、料理の時間も1日1回で済みます。
1日1食にすれば時間にも余裕が生まれ楽に生活ができると言うのです。
ここまでかなり長々と書きましたが、様々な効果があることが分かったのではないでしょうか?
実際に1日1食にしてここまでのメリットがあるのであれば、「スーパーサイヤ人効果」と呼んでもいいのではないかと思っています。
ここで喜ばせておいて、申し訳ないのですが、私の友人の1日1食ダイエットはリバウンドも含めて全員が失敗しました。
次は、その理由などもお話します。
1日1食ダイエットの結果・・全員が失敗
1日1食ダイエットを始めた私の友人ですが、結論をいえば全員が失敗しました。1年ぶりにあったら10キロ以上のダイエットに成功した方もいましたが、さらに1年後に会ったらすっかりリバウンドしていたのが印象的でした。
置き換えダイエットの記事にも書きましたが、何かの拍子で1日1食ダイエットが終わってしまったり、空腹感に負けて食べてしまったなどの方もいました。
ちなみに、紹介していたビジネスセミナーの講師の人にも聞いてみたら、1日1食ダイエットは続かなかったようです。
詳しい理屈は分かりませんが、1日1食ダイエットを継続するには、他に何らかの要因がある可能性があります。実際に、ビジネス界のトップを走っているような方でも1日1食を継続している方は多いからです。
尚、置き換えダイエットの記事は最高になる可能性があるので読んでみてください。
私が1日1食ダイエットをやらなかった理由
私はビジネスでもダイエットでも良いと思った事はすぐに実践する方です。しかし、この1日1食ダイエットだけはやりませんでした。
やらなかった理由に関しては深い意味があるわけではありません。
1日1食ダイエットを知った時は、既にスポーツジムに通っていて、インストラクターの方からは「朝飯は少しでいいから食べてきて欲しい」と言われていたからです。
もちろん、食べてすぐにジムに来るのも反対されていましたが、朝飯は食べるように勧められていました。そういう関係もあり私は1日1食ダイエットは実戦しませんでした。
しかし、朝はパンと野菜ジュースだけなど、かなり少食です。
成功者に1日1食が多いのか?
1日1食ダイエットは、非常に売れた本です。基本的にビジネス書の棚においてある本です。成功者を目指している様な意識高い系の人が購入する場合が多いです。
私も実践はしませんでしたが、書籍の購入はしました。内容は非常に読みやすいです。
この本によると、世界一の金持ちであるビルゲイツやオバマ元アメリカ大統領、ジャパネットタカタの高田社長、星野リゾートの星野佳路さん、芸能界でもタモリさん、ビートキヨシさん、相棒シリーズの水谷豊さん、片岡鶴太郎さん、千葉真一さん、元ピンクレディーの未唯mieさんも1日1食なのだそうです。
これを読んだ人は上手くいっている人は全員が少食なのではないかと思ってしまわないでしょうか?しかし、アメリカではマライヤ・キャリー、レディ・ガガなどはリバウンドとダイエットを繰り返して至りします。
マライア・キャリーさんは記事にしてあります。
マライアキャリーさんは、プライベートでのストレスもあったかと思いますが、1日1食ダイエットはしていないでしょう。ダイエットをする時は、一流のパーソナルトレーナーに依頼して実践するのではないかと思います。
話をマイクロソフト社にしますが、ビルゲイツは痩せていますが、マイクロソフト社を始めた頃の相棒であるポールアレンは明らかに太っていました。
左側がポールアレンで右側がビルゲイツです。マイクロソフト社を共同で設立したわけですが、明らかにポールアレンの方が老けてみえますし、太っています。
尚、ポールアレンとビルゲイツは2歳しか年の差がありません。尚、太っているからといってポールアレンが無能というわけではありませんし、ポールアレンは現在でも資産を増やし続けていて世界的な億万長者でもあります。
ビジネスや芸能界で成功している人が1日1食をやっているかといえば、そうではないようです。日本でも美食家として知られている元ライブドア社長の堀江貴文氏などは1日1食は間違いなくやっていないでしょう。
よって、私の考えでは【成功者=1日1食ダイエット】という公式は無理があるように思えてなりません。
1日1食ダイエットの評価
1日1食ダイエットは、様々な効能があるように思いました。メリット・デメリットをまとめると次のようになります。
メリット
・頭が冴える、体が軽くなる、集中力が上がる、疲れにくくなる、短眠でも大丈夫、体が引き締まり肌が綺麗になる、精力が上がる、ダイエットになる、加齢臭が消える、お金と時間に余裕が生まれる、成功者と呼ばれている人の中でも実践者が多い
デメリット
・リバウンドしやすい(友人は全員が失敗)
メリットとデメリットを比べると、本当であればメリットは絶大な気がします。しかし、私の友人の全員がリバウンドしている事を考えれば、手放しで喜べるような痩せる方法ではないでしょう。
1日1食ダイエットは成功する人もいれば、失敗する人もいますし、その原因が何なのかは私も分かりません。
しかし、ビジネスマンであれば一度は試してみてもよいダイエットかな?とは思うところがあります。
お勧め出来るダイエットとは言い難い部分もあるので、1日1食ダイエットの評価は【B】にしたいと思います。私もいずれ、どこかのタイミングでやってみようかなとは思います。
その結果として、評価が変わる可能性もあると言う事は覚えておいてくださいね。